雨樋の重要性と基礎知識
はじめまして 佐賀三日月板金工業です!
雨樋は、家にとって重要なもの。雨樋に異常がないときにはその存在は目立ちませんが、異常があると家にとって大きなダメージになります。
「雨樋って…何のためにあるの?」「雨樋のこと、知らない…」という方、いらっしゃいませんか?
普段は目立たないこともあって、雨樋の役割や種類など知らないことが多いという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、雨樋の役割や種類などの基礎知識を徹底解説します。
また、雨樋はマイホームを長持ちさせるのに必要な存在ですから、メンテナンスも重要になります。
雨樋の劣化の原因やメンテナンス法についてもお伝えしますので、雨樋のメンテナンスでお悩みの方もぜひご一読ください。
【雨樋の基礎知識】
まずは、雨樋の役割や種類といった基礎知識からお伝えしていきます。
基礎知識がないと、いざメンテナンスをするときにもより不安になりやすく、業者さんに相談する際にも困ってしまいますよね。
すでにご存知の方も、もう一度確認しておきましょう。
■ 雨樋の役割
雨樋の役割は、屋根の雨を一箇所に集めて管や鎖に伝わらせて排水設備や地面に流すというもの。
雨樋がなければ、雨水が軒先・軒裏や外壁にまわり、建物が腐食してしまう可能性があります。また、雨樋は雨水の浸入による腐食や湿気から住まいを守り、快適性を高めてもくれます。
外壁を伝うと外壁にダメージがありますし、屋根から直接地面に雨が落ちるのも、実は基礎の部分にダメージを与えてしまいます。そこで、雨樋が必要になるのです。
雨樋はお住まいを守っているのです。ですから、お住まいを長くいい状態で保ち続けるためにも、雨樋のメンテナンスは欠かせません。
■ 雨樋の部位の名称
雨樋は3つの部位に分けることができます。縦樋、軒樋、集水器の3つです。
軒樋(のきどい)とは、軒下にあり雨を受け止めている部分のこと。縦樋(たてどい)とは、縦に伸びている雨を地上に流す部分のことです。軒樋と縦樋を繋いでいるのが集水器で、軒樋の雨を集めて縦樋に流しています。
■ 雨樋の劣化を放置するのは危険!
雨樋の劣化は目には見えづらいかもしれません。しかし、雨樋の劣化を放置してしまうのは大変危険なことです。
雨を保ちきれなくなった雨樋から雨が漏れ出し、外壁やドアの上を流れてしまうと、外壁やドアの劣化や雨漏りにつながってしまいます。外壁やドアの劣化や雨漏りに発展すると、大掛かりな補修工事が必要になってしまいますし、本来の耐久性よりも耐久性が低くなってしまう可能性もあります。
■ 雨樋の形状の種類
次は、雨樋の形状の種類についてお伝えしていきます。雨樋の形状には3種類あります。
・半円型
半円型は、最も一般的な雨樋のタイプです。
単純な構造で、価格が安いのも多く普及している理由となっています。
・角型
角型は、半円型よりも流水量が多いことから、近年利用者が拡大していると言われているタイプです。
雨の多い地域では、角型は適しているといえるでしょう。
・特殊型
特殊型は、北国の雪かきで破損しないように屋根がついた特殊形状の雨樋のこと。
雪国では特殊型を使うのが最適ですが、特別仕様ということもあって、価格が高額となっています。
■ 雨樋が劣化・破損する原因
雨樋が劣化・破損してしまうと家にとって重大なダメージを与えてしまうということは先にお伝えした通りです。
それでは、雨樋が劣化・破損してしまう原因は何なのでしょうか。原因を知ることは、少しでも雨樋の寿命を延ばすことにも繋がり、重要です。
・雨樋が詰まっている
雨樋が詰まってしまうと、雨水が流れにくくなったり、流れなくなったりします。
雨樋が詰まる原因としては、落ち葉やごみなどがあげられます。庭や家のそばに落葉樹がある場合には、落ち葉は気にかけておきましょう。
・経年劣化する
経年劣化も大敵です。年月が経過したことによる老朽化によって、雨樋がひび割れてしまう可能性があるのです。
ひび割れてしまっていると、そこから雨水が漏れてしまい、雨樋があっても雨樋がないのと同じ状態になってしまいます。
・雨樋の傾斜の問題
これは設置に際しての問題ですが、傾きに問題があると正常に雨水が流れなくなってしまいます。
低い位置に向かって雨水が流れていきますが、そこに逃げ場がないとそこであふれてしまい、家にダメージを与えてしまうのです。
・温度変化による伸縮
温度変化によって雨樋の素材が伸縮し、それによって変形することもあります。
変形によって接続部分がズレてしまったり、長さが足りなくなってしまうと、そこがダメージにつながるので要注意です。
・部品の外れ
金具やネジなどの部品がが外れて、壊れてしまうこともあります。
接続部分を留めている部品が外れてしまうと、雨樋全体にかなりの負荷がかかっている可能性もあり、金具の取り付け工事だけではなく、雨樋全体を交換することになる場合も。
自分で修理をするのは難しいため、業者に見てもらうようにしましょう。
・継ぎ手に問題が発生する
雨樋の継ぎ手にすきまができたり、継ぎ手が外れたりすることもあります。この原因としては、接着不良や経年劣化が考えられます。
継ぎ手に問題があるままだと、そこから雨水が漏れてしまったり、うまく雨水が伝わらなくなってしまいます。
早いうちに業者に修理を依頼すれば、費用もあまり高額になりませんし、家を守ることもできますので、早いうちに業者に相談しましょう。
【雨樋の劣化・破損を防ぐためには?】
雨樋の劣化や破損は、直接お住まいに影響を及ぼしてしまいます。そのため、あまり寿命を縮めてしまわないようにできることはしておきたいですよね。
ここからは、雨樋の劣化や破損を防ぎ、少しでも雨樋の寿命を延ばすためのポイントをお伝えします。
・定期的に点検や掃除を行う
雨樋の寿命を延ばすために必須なのが、定期的な点検や、お手入れ。5年に1度は点検しておきたいですね。
また、雨樋に枯葉などが詰まっていても、雨樋の劣化を速めてしまいますので、定期的に枯葉等を取り除いておくことも重要です。
・悪化する前に業者に連絡する
雨水が流れていない、漏っているなど、問題を見つけたらすぐに修理することが大切です。自分で修理しようとするよりも、業者に連絡する方がいいでしょう。
■ 家を守る雨樋を大切にしよう
雨樋は、雨水から家を守ってくれる大切な存在です。
そんな雨樋を守るためには、定期的なメンテナンスや清掃、早め早めの修繕が欠かせません。
うまく雨水が流れていない、雨樋の途中から雨水が漏れている…などの異常を発見した場合には、佐賀 三日月板金工業へ
ご相談ください!