雨どい(雨樋)修理で知りたい6つのこと
【雨どい(雨樋)修理で知りたい6つのこと】
雨どい(雨樋)が壊れて、お隣のお家に水が流れてるなどのご近所問題や、雨どい(雨樋)が壊れて外壁がダメになってしまった、家の中が雨漏りするなどお困りではないですか。
雨が降った時に活躍する雨どい(雨樋)ですが、壊れてしまっている状態をそのままにしてしまうと、次々に別の問題がおきてしまいます。今回は雨どい(雨樋)修理についてお話していきたいと思います。台風や大雨が降った時に壊れてしまって雨どい(雨樋)修理を考えている方などご参考までにご覧ください。
1 雨どい(雨樋)とは、
雨どい(雨樋)とは、軒先に付けてある、屋根を流れる雨水を集めて、下水または地上に流す装置のことをいいます。
1-2雨どい(雨樋)の種類
雨どい(雨樋)には主に、半円型・角型・特殊型の3種類がございます。
【半円型】は、昔からあるスタンダードな雨どい(雨樋)で、比較的安価である場合が多いかと思われます。
【角型】は、現在主流として使われていて、半円型に比べて水の流れを多く確保できるので、大雨が降った時でも水が溢れにくいといったメリットがあります。また、取り付けもしっかりしているので、半円型と比べると脱落しにくくなっています。
【特殊型】は、積雪量が多い地方などに使われていることがおおく、雪かきの際に雨どい(雨樋)を傷めないように特殊な作りになっています。
1-3雨どい(雨樋)の役割
雨が降った時に、屋根から流れてきた雨水は雨どい(雨樋)に流れていき、地面の排水口に流れ落ちていきます。もし、雨どい(雨樋)がなかった場合、屋根から流れ落ちる雨水は、そのまま流れて地面に落ち、地面に溝を作ってしまいます。それが水溜まりとなり、家の基礎を腐食させていきます。また、屋根からの跳ね返り水が原因で外壁が濡れ、ひび割れ(クラック)などの原因、すでにひび割れ(クラック)があった場合雨漏りの原因になっていきます。家に雨漏りしないからといって雨どい(雨樋)が壊れている状態のままいると最悪の場合、家を建て替えなければいけない可能性もでてきてしまいます。
雨どい(雨樋)の状態を保つことで、家の耐久性も変わってくるほど雨どい(雨樋)とは、とても大事なものだとわかるかと思います。
2 雨どい(雨樋)が壊れる原因
●落ち葉などのゴミで詰まっている
●雨や風・雪などの影響
●経年劣化
他にも、雨どい(雨樋)の傾斜が歪んでいたりすると、雨水は正常に流れていきません。雨どい(雨樋)は雨水の流れをよくするために竪樋がある方に下がっています。これが、平行になっていたり、逆の方に下がっていたりすると流れてきた雨水は、正常に流れていかないので溢れの原因になり外壁を腐食させていきます。また、雨どい(雨樋)の継ぎ手にすき間があっても同じです。そこから雨水が漏れたり、溢れてしまい外壁を汚したり家の周りに溝を作ってしまいます。
雨どい(雨樋)のゴミが1番詰まる箇所は、集水器の入り口です。
※集水器とは、縦になっている雨どい(雨樋)の上部のことです。
建物の周りに木が生えていたりする場合、雨どい(雨樋)の詰りは頻繁におこります。落ち葉だけではなく、鳥の巣や飛んできたビニールなどのゴミなどでも、詰りの原因になり雨どい(雨樋)から雨水が溢れてしまいます。雨どい(雨樋)から水が溢れていない状態でも、雨どい(雨樋)にはゴミが溜まっている可能性があるので、定期的に雨どい(雨樋)清掃も行っていきましょう。
雨どい(雨樋)の寿命はだいたい20~25年です。家を建ててから、前回雨どい(雨樋)交換してから25年前後経過していて、雨どい(雨樋)に穴が開いてしまった、壊れてしまった時は経年劣化と考えていいと思います。その時は雨どい(雨樋)交換をおすすめ致します。
風や雪など自然災害で雨どい(雨樋)が破損してしまった場合は、雨どい(雨樋)全体に何らかの不具合がおきている可能性があります。風の影響は1階よりも2階の方が受けやすいので、風の影響で2階部分の雨どい(雨樋)が破損してしまった場合、業者に雨どい(雨樋)交換を依頼しましょう。2、3階の雨どい(雨樋)修理をする時は、迷わず業者に依頼しましょう。たとえゴミが詰まってるだけだし自分でできると思っても、落下や転落の危険がありますので、自分でやらず、業者に依頼することをおすすめ致します。
3 雨どい(雨樋)修理のメリット・デメリット
雨どい(雨樋)には、どんなメリットとデメリットがあるかご説明させていただきます。雨どい(雨樋)には、こんなメリットがある、こんなデメリットがあるなど知れたら雨どい(雨樋)修理をする際に参考になるかと思います。
3-2雨どい(雨樋)メリット
雨どい(雨樋)の最大のメリットは、家の耐久性が守られることだと思います。雨どい(雨樋)がなかったら、屋根から直接地面に直接水が流れ行くため、外壁に流れ落ちすぐ劣化してしまいます。また、屋根から地面に水が落ちても、家の基礎を老朽化していくため、最悪の場合家の建て替えという大きな出費になってしまいます。
雨どい(雨樋)の破損や劣化をそのままにしてしまうと、建物の寿命を縮めていきます。雨漏りをしていなくても、雨どい(雨樋)の劣化を見つけたら早めに修理することをおすすめいたします。状況がどんどん悪化してしまうと、他の箇所にも影響を与え、修理費も想像以上にかかってしまわないように注意が必要です。また、密集住宅地やお隣の家と近い場合、壊れた雨どい(雨樋)から、お隣の家や庭を汚してしまう、雨が直接地面に落ちる音がうるさいなど、ご近所トラブルになる可能性もでてきます。
3-3雨どい(雨樋)修理のデメリット
雨どい(雨樋)修理にデメリットはありません。
風や雪などによる住宅被害は、火災保険に入っていれば保険の対象になりやすいので雨どい(雨樋)修理をする時は、保険でなおせる可能性もでてきます。その他の場合は自己負担になってしまいますが、定期的にメンテナンスをおこなっていればいきなり高額な修理費もかかることはありません。
4 雨どい(雨樋)修理のやり方
雨どい(雨樋)の状況別で修理の流れをご紹介していきます。
・ゴミが詰まっている場合
家の周りに木が生えている場合、雨どい(雨樋)に木の葉が溜まり詰まってしまう可能性が高くなります。家の周りに木が生えている時は、定期的に雨どい(雨樋)清掃をおすすめします。
この場合家の周りに木がたくさん生えていて、雨どい(雨樋)に木の葉が溜まってしまい、詰りを起こしてしまいました。
雨どい(雨樋)が詰まってしまった時は、まずゴミを撤去していきます。
ゴミを撤去し終えたら、高圧洗浄で一気にゴミを流し、雨どい(雨樋)の詰りをなくしていきます。全て流し終わったら修理完了です。
・経年劣化の場合
経年劣化は見てわかるように雨どい(雨樋)を支えている金具がサビてしまっています。この場合大雨や台風が来た時に金具が雨に耐え切れず一気にはずれて雨が屋根から大量に流れてしまう恐れがあります。
経年劣化の場合は、雨どい(雨樋)全体が劣化しているので古い雨どい(雨樋)を全て撤去して新しい物にかえて完成です。
・自然現象の場合
こちらは、雨や風の影響で雨どい(雨樋)が広がってしまっています。このままの状態にしていると、雨が降った時広がった部分から、雨が流れてしまい外壁を汚したりしてしまいます。
まず、広がった部分の古い雨どい(雨樋)を撤去していきます。
撤去した後、新しい雨どい(雨樋)を設置し完成です。
4-2ご自身で雨どい(雨樋)修理
雨どい(雨樋)が壊れてしまい修理したいと思った時、一番簡単なのは、業者に依頼するのが早く確実かと思います。しかし、ご自身でやりたいと思う方もいらっしゃるかと思います。その際に、ホームセンターなどでいくつか用意しなくてはいけない部材があります。電動ドライバー・ビス・バール・ノコギリ・脚立・雨樋のり・コーキング、などです。すでにその道具を持っているのであれば、ご自身でやってみるのもいいと思いますが、ご自身でやってみてやっぱりできなかった。など、お客様からの声もいただきます。しかし、挑戦してみるのもいい選択だと思います。けれど、安全に工事するのが一番なので、無理をせずダメだなと思った時は業者にお頼り下さい。
5 雨どい(雨樋)修理の業者選び方
雨どい(雨樋)修理は、ご自身で修理する方もいらっしゃいますが、屋根の上の作業は危険を伴います。ご自身で修理した場合、解消するどころか状態が悪化してしまう場合があります。雨どい(雨樋)の破損原因が、経年劣化や風や雨・傾斜の歪みによる場合は、きちんと業者に依頼したほうが再発防止にもなりますし、危険な作業も不要になります。
雨どい(雨樋)で、支持金具を取り付ける場合は、水糸を張り目印を付け、勾配をつけて支持金具を取り付けます。支持金具の穴には、防水コーキング作業も必要です。
その他にも、雨どい(雨樋)修理に使用する専用の道具や材料もあるため、ご自身で修理を行うよりも、専門業者のほうが安全に、そして確実に作業を行うことができます。雨どい(雨樋)専門業者に依頼すれば、それなりに費用がかかってしまいますが、危険作業も不要ですし、専用の道具等も用意する必要もなく、再発を考えたらそれだけ価値のある修理と思っていただければと思います。
5-2雨どい(雨樋)修理業者の注意点
●大幅な値引きをする業者
初めて提出する見積もり金額から値引きする事で、お得感を出す業者も中にはいます。値引きをしてくれるのはとてもありがたいですが、大幅な値引きは注意が必要です。赤字になってまで工事する業者はいません。そのため、工事が手抜き、本来使う材料ではなく違う材料を使って工事を行う可能性があります。また、そもそも利益を不当に乗せていて、そこから値引きして安く思わせる場合もあります。価格は適正価格ですがとても良心的ではないですよね。
●見積もり内容が大雑把
屋根修理のプロや業者ではないと、見積書を見てもわからないことが多いと思います。そこで、わからない内容や専門用語はきちんと業者に質問しましょう。しかし、質問をしても業者の答えが曖昧だった場合は注意が必要です。また、見積書を見て工事の詳細等書かれてなく、工事一式などと記載されている場合も注意してください。
●契約を急かす業者
見積もりの後、他社との比較や検討する時間を与えないために、自社との契約を急かす業者も注意が必要です。しかし、工事の予定が多く入っていて、本当にスケジュールに余裕がない場合もありますので、業者に確認しましょう。
6 まとめ
雨どい(雨樋)が建物にとってどれだけ必要なものか理解していただけたでしょうか。
雨どい(雨樋)1つで家の寿命にもかかってきてしまいます。修理しようか迷っている方はなるべく早くご自身に合った業者を見つけ、雨どい(雨樋)修理ができればと思います。迷っている最中に台風や大雨など自然災害が来てしまった時、もうすでに遅かったとなる前に、とりあえず見積もりだけでも、点検だけでも業者の方に見てもらう事をおすすめいたします。
多額の費用が掛かる前に、事前に点検しましょう!
雨樋修理・交換は、電話 0952-97-5473
佐賀県小城市三日月町久米860-2(小城警察署西側付近)
三日月板金工業まで