台風10号数十年に一度のクラス
【台風10号】数十年に一度のクラスで接近・上陸のおそれ 九州南部では最大瞬間風速70メートル「猛烈な風」予想 気象庁は「暴風・波浪の特別警報」発表
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非常に強い台風10号について最新情報です。気象庁はきょう午後、「台風の特別警報」として、鹿児島県に暴風と波浪の特別警報を発表しました。最大級の警戒を呼びかけています。 気象庁 予報課 杉本悟史課長 「一部の住家が倒壊するような猛烈な風が吹く見込みのため、暴風が吹き始める前に避難することが重要です。まだ避難できていない方は、直ちに避難の判断を」 非常に強い台風10号の影響で、「台風の特別警報」として、▼暴風特別警報が奄美地方を除く鹿児島県全域に、▼波浪特別警報が奄美地方を除く鹿児島県の沿岸地域に発表されています。 気象庁によりますと、台風10号はあすにかけて、数十年に一度の勢力で九州南部へと接近し、その後、上陸するおそれがあり、気象庁の担当者は「最強に近いクラスの台風だ」としています。 さらに気象庁は今後について、▼鹿児島県では高潮と大雨の特別警報が、▼宮崎県では大雨特別警報が発表される可能性があるほか、これ以外の地域でも記録的な大雨や暴風などになるおそれがあるとして、最大級の警戒を呼びかけています。 「台風の特別警報」の発表は、運用開始以降4回目で、前回発表されたおととし9月の「台風14号」では九州を中心に死者5人、家屋への被害は2300棟あまりと甚大な被害が出ました。 九州南部ではきょうとあす、最大瞬間風速70メートルの猛烈な風が予想されているほか、24時間雨量は多いところで、あす正午までとあさって正午まで、いずれも600ミリと記録的な大雨が降り続く予想となっています。 気象庁の担当者は「すでに暴風域に入っている地域もある」として、直ちに身の安全を確保するよう呼びかけています。
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