佐賀県 雨漏りの原因とは?
皆様こんにちは😊
今回は、雨漏りに、ついて レポートしていきます❗️
▪️雨漏りの原因は、一見単純に「屋根から水が入ること」と思われがちですが、実際には多くの要因が複雑に絡み合って発生します。ここでは、住宅や建物で起こる雨漏りの主な原因を、詳しく解説します。
■ 1. 屋根材の劣化・破損
雨漏りの最も多い原因は、屋根材の経年劣化や破損です。
瓦やスレート、トタンなどの屋根材は、長年の風雨や紫外線の影響で徐々に劣化します。特に以下のような状態になると雨水が侵入しやすくなります。
- 瓦のズレやヒビ割れ
- スレート屋根の塗膜剥がれ
- トタン屋根のサビや穴あき
- 棟板金の浮きや釘の抜け
屋根の一部がわずかにズレただけでも、その隙間から雨水が侵入し、内部の防水シート(ルーフィング)にまで影響を及ぼすことがあります。
■ 2. 防水シート(ルーフィング)の劣化
屋根の下には「ルーフィング」と呼ばれる防水シートが敷かれています。これは、屋根材の下で最後の砦として雨水を防ぐ重要な役割を担っています。
しかし、このシートも10〜20年程度で劣化が進み、破れや浮きが発生することがあります。ルーフィングが傷んでしまうと、雨水が屋根裏へと侵入し、天井や壁にシミ・カビを発生させる原因になります。
■ 3. コーキング(シーリング)の劣化
屋根や外壁の隙間を埋めている**コーキング材(シーリング材)**も、時間の経過とともに硬化・ひび割れを起こします。
特に以下の箇所は雨漏りの発生リスクが高いです。
- 外壁の目地部分
- 窓まわり・サッシまわり
- 屋根と外壁の取り合い部分
- ベランダの笠木まわり
コーキングが劣化すると、雨水がその隙間から建物内部に侵入し、壁内の断熱材や木材を腐らせることもあります。
■ 4. 外壁のひび割れ(クラック)
外壁に生じた**クラック(ひび割れ)**も、雨漏りの原因のひとつです。
モルタル壁やサイディングの継ぎ目などにできた細いひびから雨水が侵入し、内部の下地を濡らしてしまうことがあります。特にモルタル壁は、地震や温度変化による伸縮でクラックが発生しやすく、放置すると雨漏りにつながります。
■ 5. ベランダ・バルコニーの防水層の劣化
ベランダやバルコニーの床には、防水塗膜や防水シートが施工されています。しかし経年劣化により、防水層のヒビ割れや剥離が生じると、雨水が下地に染み込み、室内天井から雨漏りすることがあります。
また、排水口(ドレン)の詰まりも原因のひとつです。落ち葉や砂がたまって水が流れにくくなると、ベランダに水が溜まり、そこから水が染み出してしまうケースも少なくありません。
■ 6. 雨樋(あまどい)の詰まりや破損
意外と見落とされがちなのが、雨樋の不具合です。
雨樋が落ち葉やゴミで詰まると、水が正常に流れず、屋根や外壁に水があふれてしまいます。結果として、外壁の隙間や窓枠から雨水が侵入し、雨漏りのような症状を引き起こします。
■ 7. 屋根・外壁の施工不良
新築やリフォーム直後でも雨漏りが起こる場合は、施工不良が原因のこともあります。
たとえば、
- ルーフィングの重ね方が不十分
- コーキングの打ち方が雑
- サッシまわりの防水処理不足
- 屋根と外壁の取り合い部の板金施工ミス
といった施工ミスがあると、数年以内に雨漏りが発生してしまうこともあります。
■ 8. 屋根裏や内部結露の誤認
時には、「雨漏り」と思っていた症状が実は結露によるものというケースもあります。
冬場などに屋根裏の断熱・換気が不十分だと、室内の湿気が屋根裏で冷やされて水滴となり、天井にシミを作ります。これが雨漏りと区別しにくいことがあるため、原因の特定には専門業者の調査が欠かせません。
■ まとめ
雨漏りは、単に「屋根が壊れている」だけでなく、
- 材料の経年劣化
- 施工ミス
- 外壁・ベランダ・雨樋などの不具合
- 結露などの環境要因
など、さまざまな原因が複合して起こります。
放置すると建物内部の木材が腐食したり、カビやシロアリ被害を招く恐れもあります。少しでも天井のシミや壁の湿り気を感じたら、早めに専門業者に点検を依頼することが大切です。
佐賀県小城市三日月町久米860-2
三日月板金工事

